昨日のフリー記者にも公開された総理大臣の記者会見に出た上杉隆、神保哲生や岩上安身が会見を終えて出てきたところで、入ることができなかったThe Journalのカメラに向かってインタビューに答えていてそれが興味深い(こちら)。この中で岩上が終わったところで共同通信の記者につかまって逆に質問されたんだという。その記者の「twitterっていうのはなんだ」という質問に詳しく説明してきたんだそうだ。
その結果については読売新聞は全くこの記者会見のオープン化について触れておらず、産経新聞は茶化す感じ。その点でいえば朝日は私の印象とは別で、きちんと書いているといっても良いだろう。
発言した14人中5人が加盟社以外の記者。ネット記者の一人は平野博文官房長官の能力不足を指摘し、首相に「チェンジすることは視野に入っていないか」と迫った。フリーの記者からは会見オープン化を一層進めるよう求める質問が相次いだ。「世界中のジャーナリストに代わってお礼申し上げたい」と意見だけ述べ、質問しなかった記者もいた。
(中略)
加盟社以外の参加資格に「十分な活動実績・実態を有する」など一定の基準がつけられている点を踏まえ、首相は「まだ不十分だと思っている。さらにオープンに努めたい」。
(Asahi.com 2010年3月26日21時4分)
「質問しなかった記者」というのが上杉隆のことである。
朝日は会見の中で発言した記者なのかどうか知らないが、こんなことも書いている。
首相会見のオープン化については今月12日、首相側から内閣記者会に打診があり、記者会は松野頼久官房副長官と協議を進め、26日から実施することにした。オープン化にあわせ、これまで20〜30分程度だった会見時間を1時間程度に延ばすことも決めた。(有馬央記)
わかった、わかった。ご苦労さん、といってあげる。