ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

日曜日のテレビ

 今日は朝から全くテレビをつける気がしない。どうせどこもかしこも結果を出すことのできなかった、結局元の木阿弥だった民主党普天間移転交渉を徹底的にこき下ろす物言いばかりになるに決まっているからだ。最後のテレビ朝日の昼の番組でも、テリー伊藤ってのが口から泡を吹きながら「ザマーミロー」状態でまくし立てるに決まっている。
 どうも鳩山由紀夫のやり方を見ていると中学生時代の自分、若しくは仕事で追いつめられていた頃の現役時代の自分を見ているような気がする。起死回生の逆転満塁ホーマーを打ち込んでそれまでに失ってきた親の、あるいは上司の信頼を一気に取り返そうとしていた。
 そんなこと、今この時点で宝くじが当たって、一気に追い込まれた自分の家計が、ある日突然超優雅な篤志家という立場に逆転できるんじゃないかと思い込んでいる老人の妄想にしかすぎないことになかなか気がつかない。
 話がこんがらかってくるなぁ。つまり、ひとつひとつ地道な作業の積み重ねしかないのに、一気に結果を出そうとするから、そこにつけ込まれちゃうという、実に稚拙なやり方なんだもの。それでなくても普天間を、そして沖縄の今現在置かれている状況を根源から見直そうじゃないかという動機は、それはそれは崇高なものであって、これまでの自民・公明がなし崩しに押しつけ続けてきたものを挽回しようとするものなのだ。そしてそういう政治体制を選択してきた日本の全国民がその間違いに気がついて彼等から主導権を取り返したという画期的な判断だったのに、これでまた表面的なことしか見つめることをしない人たちが無責任にも「どうでも良いや」という態度に取らせる言い訳を作ってしまった。
 しかし、こんなことで放りだして良いものではない。
 民主党をたたき落とすためにはどんな手だてだって取って、またぞろ分からない内に自分たちの儲けのためだけに政治を、霞ヶ関を動かそうとする輩の手にこの国をゆだねてはならない。
 それにしても辺野古の海をどんな具合にでも埋めるだなんて愚策を許してはならない。君たちにあの海をヘドロにまみれさせても良いという権利はないよ。


 ところで、普天間を返還して貰ったとしても沖縄には嘉手納、その他にまだまだ米軍の基地はあるわけだけれども、それでもいわゆる抑止力というものが失われるというのはどういうことなんだろうか。海兵隊がいなくなると機動力がなくなるということなのか。じゃ、逆に言うと、普天間さえ残しておけば、あとは全部返還して貰ったとしても中国や北朝鮮に対する抑止力は大丈夫ってことなんだろうか。