ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

事業仕分け

 事業仕分けが淡々と進められている。この作業を評して「これだけわぁわぁとやりながら削減できたのはたったこれだけじゃないか」とする向きもあるけれど、この作業はただ単に作業効率が高いからやる、低いからやらないというものではない筈だ。民間の利益追求のための企業が経費削減のために商売を見直す、あるいはてこ入れ策のために新規事業を模索しているわけではないので、これを見直したらどのくらいの額になるのか、が重要じゃない。いや、もちろん無駄にしている税額がどうでも良いわけではない。
 しかし、最も必要なことはやらなくても良いことを無理矢理作りだして、霞ヶ関のための受け入れ作業を生み出すための受け皿を創り上げてきた、頭のずる賢い輩をあぶり出すということにある。
 この作業を自民党公明党はサボってきた。なぜかというと官僚と元官僚が作り出す勢力を引き込むことで成り立っていたからだ。
 もちろん自民党の中にもそんなことを考えた人間がいなかったわけじゃない。自民党の中でこれをやりかかっていた河野太郎が、民主党がこれをやり出した時に「羨ましい」と呟いた。しかし、彼等の政治活動の殆どは官僚ワールドに支えられてきた。だから官僚が作り出したシステムは国民がなんといおうが進めてきた。
 辺野古への移転も事業仕分けチームにやらせるべきだった。