ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

「考える人」

 出掛けている間に出るんだと知っていたから一体今度の特集はなんだろうと期待していた。というのは「キリスト教特集」だった前号には次の号の特集が何なのか書かれていなかったからなのだ。そうして帰ってきてウェブサイトで見たら、なんと村上春樹のロング・インタビューである。
 そりゃ最新刊があれだけ売れている人であるし、ストックホルムだったかコペンハーゲンの書店で「ノルウェーの森」の現地語訳が売られているのを見たからほとほとこの人が売れているんだぞってところを証明して目の前に突きつけられたわけだけれど、実は私はシドニー・オリンピックしか読んでいないから殆ど興味がないのである。
 しかし、世の中のマジョリティーを構成しているらしい村上春樹ファンの諸兄からしたら、思いっきり彼のインタビューが読めるわけだから、あの最新刊に負けず劣らず売れているのではないだろうか。
 次号は2010年10月4日の発売で特集は「ドリトル先生のイギリス」なんだそうだ。はっきりいってまたこれも段階年代をターゲットに旨いところを突くもので、編集者の面目躍如なんだろうなぁ。

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

 そういえばコペンハーゲンにビールのカールスバーグが寄付したんだったか、自分で作ったんだったか聞き忘れたけれど、「Ny Carlsberg Glyptotek」(新カールスバーグ美術館)があってその裏にロダンの「考える人」がある。西洋美術館にあるあれである。あれが地獄に堕ちていく罪人を見ている姿なんだと初めて知った。現地のガイドは「考えさせられている人」なんだといっていたけれどホント?