白状しなくてはならない。東武鉄道が曳舟に600mを超える塔を建てるといった時、私は「馬鹿じゃねぇか。そんなもの、こんなところにいらねぇよ」と吐き捨てるようにテレビに向かっていった。あ、その当時はテレビはまだアナログの御徒町の多慶屋で買った奴だった。
ところが見えるようになると、自分の部屋の窓からにょきにょきと伸びるのが見えるのである。はっきりいって、あんなデザインで、なにか完成後に問題が起きないのか、誰ひとりとして警告を発する奴がいないのが気になってしょうがないのだけれど、こうなってくると、何となく期待するのである。
いかん、いかん。これではいかん。しかし・・・なぁ・・・。