ほぼ足りてまだ欲 その先

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まちがい

 そもそも沢尻エリカって女の子を私が知るわけもない。最初にこの名前を聞いたのは「おぎやはぎ」の番組で、なんでも高ビーな雰囲気の女優、ってニュアンスだった。「ぱっちぎ」はテレビでしか見てないけれど、あの映画の中では全くその存在に私は気がついていない。初めてわかったのは結婚するというテレビのニュースだっただろうか。
 はっきりとその存在がわかったのは、例の「べつにー」とぶそっている黄色い髪の毛の、なんとも場違いな雰囲気の洋服を着ている映画公開初日の舞台挨拶で、バンバン叩かれた場面だ。なんだか勘違いしちゃっている子で、そういう役割がいやなんだったら、こんな世界から早く足を洗えばいいのに、馬鹿だなぁこいつはと思っていた。そのうちに離婚だなんだと騒いでいたけれど、テレビという世界はこんなくだらないことになんでこんなにエネルギーを割くんだろう、馬鹿な世界には馬鹿な奴がいるもんで、それを見ている自分も馬鹿だなぁと思っていた。
 そうしたらCNNGoに彼女の単独インタビューが載った。芸能ニュースでは日本語で「謝ったのは間違い。私はそんなことしたくもなかった」と書いてある。その謝ったというのはテレビ朝日の単独インタビューの話で、この子は涙を流して謝ったんである。それを「間違い」だったというのは穏やかじゃない。なにか、翻訳の手違いじゃないかと思った。

"That apology was a mistake!" says Sawajiri. "My agency told me I had to apologize, I kept refusing, I absolutely didn't want to do it. I told them 'this is my way'... but in the end I surrendered. That was my mistake."

 「間違い」なく彼女は「my mistake」だといっている。私は私のやり方として、封切り日挨拶の舞台の上で、「(多分)アッタマに来ていたから」ぶそっていたんだから、なにも謝る筋合いなんてないんだということになる。
 こういう選択をして人生を過ごしていくっていってんだから、これから先もこうなんだろう。でも、芸能界ってのは稼げさえすれば、こんな類のタレントっていくらでもいるじゃないか。売れさえすれば。
 誰にでも好かれる好感度第一位ってが必ずしも人間的に素晴らしいわけでもない。表面面さえ巧くできれば稼ぐことはできる。
 でも、表に出て行って「あんなの私の本心じゃないわよ」といっちゃうっていう作戦もひょっとしてありなのかね。いずれにしろ、ま、好きにしたらいいよ。私の人生になんの関係もないから。