こういう状況を鑑みるにつけ、日本全国でこういうことは行われているわけだと断定して良い。これを「たかり」体質というけれど、本人たちは全くこのことに気がついていない。「なんでいけないんだ!」と思っている。「これまでみんなやってきていたのに、なんで私たちだけがこんな目に遭わなきゃいけないんだ」と思っている。「なんでこんな目に遭わなきゃいけない」のかと思っているのは納税者である。
「職場の歓送迎会をするのに、じゃ、どこから費用を出すんだよ」「餞別をどこから出すんだよ」というのもまだ残っているのだろうか。
(済みません、会社の事務用品からファイルを10枚貰って来ちゃったのは私です。こりゃ窃盗でげすな。)
もちろん前科がつくんだろうな、これによって。
神奈川県警の巻
「神奈川県警の不正経理は2003-08年度、県費と国費を合わせて計約11億4千万円」
「不正な会計処理に関与したり監督責任を怠ったりしたとして、県警の幹部や会計担当者ら計500〜600人程度を年内にも処分」
「神奈川県警関係者によると、私的流用は確認されず、いずれも懲戒処分でなく訓戒や注意の処分」
神戸市の巻
「神戸市の環境局など168部局で約2億1000万円の不正経理」
「白紙伝票を使った不正経理に関わった職員。係長級以上の職員や管理監督責任がある幹部職員ら9人が減給や戒告などの懲戒処分となり、780人が口頭注意といった事実上の処分」
「平成16年以降を対象に全庁調査を実施したところ発覚」