ほぼ足りてまだ欲 その先

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木挽町寄席

 半年に一回、3月、8月の第一土曜日に鰻の銀座・神田川で開かれる十一代目金原亭馬生木挽町寄席。昨年の8月はそれまでと違って時間が昼になったことを忘れていて、慌てて飛んでいったことを思い出す。
 で、その前に銀座・伊東屋9F画廊で「岡田親 錦絵展 火消しに惚れた 3月5日(土)〜3月13日(日)」を見に行く。今日が初日。画伯は忙しそうで、千客万来。あとで聞いたら、いろいろと偶然出会う人がいて、人が次から次につながっていくのがとても面白くって嬉しいんだそうだ。今回はかなりの数の作品が展示されていて、ゆっくり時間を作ってみるのが良さそうだ。
 馬生の木挽町寄席に一緒にお伺いするイラストレーターとそのお友達にもここで合流。みんなで銀座を歩いて「銀座・神田川」にやってくるが、お客様はまだまだ僅か。お伺いしたら会場前に到着してしまった私達なんであった。早速わぁわぁとビールを空ける。どうも今日は前座がいるらしい。と思ったらそのうちに、奥の楽屋代わりの部屋から、さっきまでぼぉ〜っとたっていたのが着物を着て出てきた。見ない顔だ。まだ前座にも出ていない、前座見習いと師匠は紹介していたけれど、話を聴いて驚いた。私の母校、それも私と同じキャンパス出身で昨年卒業したばかりだってんだねぇ。多分あのキャンパスから落語会に進んだのは多分彼が初めてだ。
 馬生の演し物は寒い冬のことで、「夢金」である。強欲の熊が漕ぐ手がかじかんでいる雰囲気がよく出ている。おいらも「百両、欲しいぃぃぃ!」