ほぼ足りてまだ欲 その先

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45周年

 大学のサークルが今年で45年になった。私が大学に入る一年前につくられたサークルで、この時の創始者の人びとが今年65歳になる。私は大学一年の秋にこのサークルに加わった。それが1967年の秋のことだ。同じクラスにいた浦和から通ってくる男が楽器を貸してくれといったから、それなら楽器だけじゃなくて、人間も一緒に貸そうといって加わった。
 昨日そのサークルの記念の集まりがあった。一生懸命、サークルのOB会を続けてくれている人たちがいる。大学というのは普通だと4年間在籍するから上と下にそれだけ居るわけだけれど、私の場合は上に2学年、下に3学年しかいない。しかもすぐ上の学年はひとりもいなかった。しかし、その上下の関係に加えて、近年このサークルのOB・OGと知り合うことが増えて、様々な人たちが関係していたことを知った。
 それにしてもおじさんやおばさんが相変わらず楽器を手にして、曲を作り、うたい、何かを伝えたいとやっているのは面白い。こうした文化はかつての日本には全くなかったものだ。日本にだって昔から音楽はあったし、歌やメロディーはあっちにもこっちにもあったのだけれど、それは仲間意識を確認し、連帯を高めるためのものであったことの方が多かった。今は個の主張と時代の共有なのかなと思った晩だった。高円寺の阿波踊りって、なんだかよさこいソーランみたいだ。阿波踊りの人たちが駅の南北で東日本震災支援募金をしていた。