ほぼ足りてまだ欲 その先

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ホットスポット

 飯舘村辺りについての線量が周りに較べて妙に高かったというのは今や周知の事実で、福島第一原子力発電所を中心とした同心円では全く語ることができないのだというのは、常識になっている。なっているのだけれど、それではそれはどんな具合に拡がったのか、あるいは拡がらなかったのかについて国は公式に広く国民に説明をしていない。
 私達がそれを知るのはどんなところから可能なのかというと、新聞でもないし、テレビでもない。私の場合でいうと、その殆どはtwitter上で流れてくるタイムライン上の情報である。それでも、私が800を超える人をフォローしていてわかる情報だ。
 ということはテレビだけを情報源として家に暮らしている多くの独居高齢者は全くそうしたことに関する情報から置いてきぼりを食っているということになる。牛肉のセシウム汚染をテレビが取り上げてきて、ようやく、あれ?ちょっとおかしいことになって来ちゃっているなぁと云う程度ではないかと想像する。
 群馬大学早川由紀夫という先生が作成した放射能汚染マップなるものがある。これを見ると、どうして飛び地のように放射能汚染が記録される地域ができてしまっているのかが一目でわかる。こうした誰の眼にも分かり易い資料をなぜ政府は提供しないのか。そしてその地域に対してなぜ早急な避難措置、移住斡旋といった手だてを打てないのか。これはどう考えても国民見殺し行政でしかない。霞ヶ関はそれでもまだ東電の賠償救済のために口を拭っていようとするのか。

 「現代ビジネス」の「スーパーホットスポットを次々発見 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!」は必ず読む必要がある。→ こちら