ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

待つ

 コレステロールの薬が切れるので、医者に行く。椅子という椅子には人が座っているというのに、自分のコートを横に置いて平気でいる婆さんに腹が立つ。ここの医院は私より歳上の爺さん婆さんばっかりだからみんな座っていたい。だから気を遣えといいたい。爺さん婆さんになると周りのことに気が行かない。そうかといって若い奴も気が行かない。働き盛りはこの世の中は俺を中心にまわっていると思っているから余計気が行かない。要するに、みんな全然周りに気を遣わない。優先席だろうとなんだろうと平気で座るし、平気で携帯電話をいじっている。心臓にペースメイカーを入れている人に影響があるかも知れないといっているし、私の知っているペースメイカーを入れている人も怖くてしょうがないといっている。あれ?話はどこに行くのか。
 若い人は「年寄りの方が気を遣っていない」というし、年寄りは若者を「怪しからんのだ」と叱責する。しかし、どっちもどっちだ。だからいわないんじゃなくて、だから指摘してやらないと気がつかない。
 どうせ待ちくたびれるのはわかっているんだけれど、本を持っていく。文庫の「CIA」を読みはじめる。戦争直後の米国の諜報機関がどんな状況だったのかがわかってくる。それにしても翻訳本というのは翻訳した人のセンスに全面的に依存している。こういうぎくしゃくした翻訳のままの本は読んでいて眼がスムーズに動かないので読みにくいことこの上ない。こういう本は年表をチェックしながら読みたい。
 なんと医院での今日の支払いは約6千円で、薬を含めると全部で7千円にもなった。まいった。