ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

原子力村の住民はかなりいる

 今、新聞テレビの中で尤も頑張っているのは東京新聞だというのは、誰が見る目にも正しい評価だろう。そう評価しないのは野田佳彦くらいだろうか。今日もこんなに書いている。

経済産業省原子力安全・保安院の広瀬研吉院長(当時)が2006年5月の昼食会で、原発事故に備えた防災重点区域の拡大を検討していた原子力安全委員会の委員に「寝た子を起こすな」などと圧力をかけた問題で、広瀬氏が直前の院内の幹部協議で「少なくとも十年間は現行の体制で動かすべきだ」と、先送りを指示していた。(東京新聞2012年6月5日 夕刊)

 浜岡原発が立地する静岡県御前崎市の市議会で本会議や委員会の議事録を閲覧した際、議会事務局が慣例として閲覧者の個人情報を議長に報告していた。この中には原子力対策特別委の議事録も含まれ、情報公開の専門家は「原発推進派が多い立地自治体では、閲覧するだけで問題意識を持っているとみられ、市民の議論を妨げている」と問題視している。
 議会事務局によると、議事録の閲覧には所定の用紙に名前や住所などの個人情報の記入が必要。事務局は保管目的としているが、自発的に議長へ閲覧者の情報を報告していた。ほかの市議にも要望があれば同様に教えるという。
 本紙記者が先月下旬、原子力対策特別委の議事録を閲覧後、西島昌和議長(69)を取材。その際、議長は「議会事務局から中日新聞東京新聞)の記者が原発の取材に来たと聞いた」と話していた。(東京新聞2012年6月5日 夕刊)

 霞ヶ関だけでなく、原発立地の地元でも、原発が如何に危ないもので、ちょっとでも危ないということが国民に漏れてしまうととんでもないことになってしまうんだということがわかっているわけで、だからこそこうして国民の目から全貌を隠すべく躍起になっているんだということが実によくわかる。こうしたことを他の新聞やテレビが報じているのかといったら、全くそれはない。
 今やオウムの手配された高橋がどこにいるのかばかり報じていて、全国民はこうした不正(まさに不正そのもので、国会でスマートフォンを使って競馬馬の様子を見ていた前法務大臣よりも明らかに国民にとって有害)を犯した広瀬研吉を追いかけ取材しないのは明らかに偏向している。