ほぼ足りてまだ欲 その先

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意外「のり平のパーッといきましょう」

のり平のパーッといきましょう

のり平のパーッといきましょう

 いつ買ったのか忘れちゃったけれど、多分ここに書いたんじゃないかなぁ。古本屋で500円で買ったらしいことが裏表紙を開いたそこに鉛筆で書いてあるメモでわかる。この本のことは昨日もfacebookに書いたから重複する。
 私は滅多にこんな芸能人の聞き書きの本なんて買うことはない。本当のことなんてあんまり書いてないかも知れないし、そもそも芸能人がどんな人なのか、自分の生活には全く関係がないからだ。
 だからこれだって新刊の時には買っていないし、多分何かを探しに行ったときにたまたま見つけてワンコインだったから気楽に買ったんだと思う。ところが三木のり平という人はこれが事実だとしたら面白い考えの人だったんだとびっくりする。
 東宝の社長漫遊記シリーズのことを「くだらない」としきりにいっている。そもそも新劇、養成所ができる前の俳優座に入ったんだってのも驚いた。彼は日芸の出身だ。しかし、新劇の人たちが当然の如く当時運動に拘わっていた「日本を改革しなくては演劇もあり得ない」がいやだったというのだ。そこへ「ミッキー・トリオ」をやっていた三木鶏郎の冗談音楽に加わったのだという。その辺からは聴いているけれど、三木鶏郎が何でも中心になるのが気に入らなかったから離れたといっている。これまた驚いたね。
 たまたま積み上げてあった本の中からぽろっと出てきたから読み始めたら、面白いんだよ、これが。