月刊論座(朝日新聞)の2004年5月号を自炊した。
で、この号で「小沢昭一がめぐる寄席の世界」という連載が最終回になっている。で、そこで矢野誠一と対談をしているわけです。矢野が斉藤寅次郎監督の「東京五人男」を見て腹の底から笑ったんだけれど、ちょっと前に必要があって、そのビデオを見たが、それほど笑えなかったんだと。小沢が「やっぱり笑いというのは、その時代時代と密接な関係があるんですね」といっている。
その通りで、今、どう振り返っても三木のり平と八波むと志の「源氏店」がなんであれほど腹を抱えるものだったか、というのはどんなに説明したってわかりっこないわけである。
この連載はもちろん単行本になっている。
- 作者: 小沢昭一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/09/10
- メディア: 文庫
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