ほぼ足りてまだ欲 その先

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一度に休み

 この一週間はみんな平気でどこもかしこもお休み。どんな店でも平気で外のシャッターに紙を一枚貼って、そこに「休みます」と書けばそれで良い。電話を掛けても「折角お電話を戴きましたが、休んでいます」といってはばからない。何でかというと、この一週間はお盆だったからだ。
 で、日本人はそんなに宗教心が篤いのかといったらほとんどの人間は無宗教と答える。無宗教なんだったらお盆なんかどうでも良さそうなのに、お迎えをしてお供えをして、送り火を焚く。盆提灯を売っている。迎え火のための「きびがら」なんかをスーパーで売っている。それなのに無宗教だと答える。
 仏教徒じゃないからとお寺の本堂の前にいっても礼をすることはないのだけれど、そうすると非常識だといわれる・・・ということはさすがにはないけれど、ふ〜んと云う顔はされる。そういう顔をする人は、そのくせ写真は撮らないでと云われたキリスト教会の中では平気でフラッシュを焚く。
 日本人は仏教と神道を理解できているのが当たり前だと思っている人がいる。だから、二礼・二拍手・一礼を知らないと「非国民」のようなことをいう。みんな一様でないと日本国民と認めたくないらしい。だから、このお盆の時期に一斉に休む。何しろ先祖をお迎えして法要をしてお送りするために・・・休む人は非常に限られている。みんな遊びに行く。そのついでくらいには墓参りをする。それには宗教心は関係ない・・・らしい。
 お盆に休まずに、8月を毎週週休三日にしたことがある。とても顰蹙を買った。みんなと一緒じゃないと組織はやりにくいという。「効率」を求めたらそんな奴は実にやりにくい。みんないっぺんに休めば世の中の動きとしては「効率」が良い。
 発電の「効率」を良くするために原発を稼働させようといっているらしい。発電「効率」を良くするために人間は我慢をし、多少の犠牲はやむを得ないというのが概ねのこの国のコンセンサスなのだろうか?これを本末転倒という。