ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 私が子どもの頃、東西冷戦の中でアメリカ、ソ連、フランス、イギリスという国は地球上のあちこちで平気で原水爆の実験と称する爆発を平気でやっていた。それこそ「どや!顔」でやっていた。放射能を無条件でばらまいた挙げ句の果ての「どや!顔」なんだから今から考えたらとんでもない話だ。こいつら、本当にバカだなぁと思っていた。人間を傷つけることによって自国の領土を守ることができると思っていることは許せないと直情的に思っていた。それを表現すると必ず「清濁併せ持つのが大人」という表現をされた。
 アメリカはネヴァダや太平洋上でキノコ雲をぶち上げていた。フランスも太平洋上のフランス保護領の環礁で爆発させた。今からはとても考えられないといえばいえるけれど、その当時の4カ国は核兵器で世界に存在感を示してきた。
 人間はバカで愚かだから、今行われていることが何を意味するのかがわからない。原子力発電というシステムが何を創り出して、それが地球をどれほどないがしろにするのかがわかっているのに、知らない振りをしている。知らない振りをすることによってどっかり儲かる奴がいて、その儲けをばらまくことによってみんなで「うん、うん」といってきた。システムとして未完成、未成熟であり、商品としたら本来的には売れない商品だったはずだ。それを訴えると必ずいわれたのは「じゃ、電気使うなよ」「日本から出ていくしかないんだよ」といわれたものだった。「いつまで青いこと云ってんだよ」と鼻先で笑われた。
 こんなことをしていたら、あっという間にこの地球は人の住めないところになっちゃうんだよ、というキャンペーンをどこの国も張っていない。ドイツ、スイスが撤退するという方針をいっているけれど、未来永劫封印をしたのかといったらまだ切り札を書いている。ひょっとしたら政権が皮ったらまた方針が変わるかも知れない。今度の福島第一原子力発電所の事件をきっかけにして、日本ができることは原発が如何に人間社会を壊す重大なシステムなのかを全世界にキャンペーンをすることなのではないだろうか。