ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

石破茂

 こちらのインタビューで石破茂がこんな事をいっている。「事ここに至っては」もう彼に対応能力はないことを示している。

率直に言えば、「再稼働反対」というスローガンにどういう意味があるのかよくわからないところがあります。原発の再稼働をやめればいい、というのは、現有する原発をただ「使わない」ということなのでしょうか。福島第一原発だって「止まっている」のです。しかしそれは、「放射能が全く出ない」という「安全」ではない。

 詭弁である。率直にと言って率直に語ろうとしていないところに如何にも石破らしい傲慢な自信過剰さが垣間見える。こんな言わずもがななところから話し始めることで国民が今までのように騙されると思っているのが時代錯誤で憐れだ。

「江戸時代のような暮らしでもいい」という方向を国民が支持するのであれば、何十年も何兆円もかけて、ただただ廃炉にしていくだけ、そういうことになるんでしょう。

 ここに至っては彼ひとりが全く持ってプリミティブなレベルの議論で今の国民に対応できると思っていることを示している。

私は、日本国憲法上、核兵器保有が許されないとは考えておりません。

 事ここに至っては彼は単なる軍隊オタクではなくて、好戦主義者といっても良くて、国家公務員の一種である国会議員として、その行動の規範となっている日本国憲法をあからさまに犯していて国家公務員の資格が既にない。直ちに国会議員を辞してから、その発言をするべきな存在だ。

日本が、この福島第一原発の事故を経験して、世界で一番安全な、世界で一番安心な原発を作るということも、日本の果たすべき国際的な責務

 事ここに至って明白なのは彼は未だにこの発電システムの決定的欠陥を認識していないのだ。機械的な、プラントとして完璧なものを作るというのは言葉として簡単であるけれど、それは不可能だ。多少の不完全さがあっても致命的な事故とならない類のプラントであればそれで良い。しかし、原発というプラントはそうではないという認識が彼には欠けている。
 しかも、このシステムはその最後の始末を付けるシステム、要するに使用済み核燃料の処理方法が未だに解決できていない。多分一朝一夕には解決できないでいる。だからこのシステムは廃棄するしかないのだ。挙げ句の果てにそれすら処理方法が未だわからないでいるということを認識せよ。
 こんな連中に舵取りを任せてきたのが私たちだったのだ。