歩いて用足し

　今日は久しぶりになんにもない日で、だったらというのでユースホステルの会員証でも作りに行こうかと（安くあげるという意味では有効な手段かと）出かけた。よくよく話を聞いてみるとあの会員証というのは今でも有効期間が一年間だというのですぐに出かけるならともかく、まだ予定が決まっていないんだとしたらその時が来てから会員証を作っても遅くはないと。会員証がなくてもブック、つまりリザーブはできるからというのである。（どうして日本ではブッキングというと「出演契約」みたいな意味だと思い込んでいるんだろうか。レストランの予約だって、ゴルフのスタートだってブックって使うよ。）
　ならばというので、予定が決まってでかける時期が迫ってきたら作ることにしよう。
　で、震災前に食べにいったら大きくてジューシーで素晴らしかったキッチン・ジロー・南神保町店（別にあそこじゃなくてもキッチン・ジローなら良かったわけだけれど）にいって牡蠣フライを食べてこなくてはならないというので、お茶の水から坂を下って神保町まで行く。4つのフライが載って1,050円也。大根がたっぷり入った豚汁とご飯付き。そんなに大きかった訳じゃないけれど、ふくよかな牡蠣の香り。震災前のあの牡蠣が忘れられない。今日の目標がこの牡蠣フライだったので、食べてしまうともう他はどうでも良いわけだ。
　文房堂にはいって「FABRIANO」のA5クロッキー帳のようなものを入手。90gの紙が60枚で304円。ここはスケッチブックはガラガラと小さいのから大きな版まである。アクリル・ペイントはがっぽり。上にあがってゴム版画か、朴の木版画か、消しゴム版画かなにかを彫ろうかなぁという気になったりしたものの、多分巧くできなくて挫折するような気がしたりして、そのまま出てくる。
　神保町までいったんだから、神保町で買えばいいのに、三越前まで帰ってきてCOREDOの本屋で下記。

週刊 金曜日 2012年 11/9号 [雑誌]

ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊

　「HONZ」のサイト（こちら）で知っていたのだけれど、ちょっと思いだしたので、検索して探し出す。
　この本を店頭でぱらぱらとめくっていたら「からのゆりかご」という本について触れているのを発見。「オレンジと太陽」という豪州の映画の原作がこれだと書いてある。そうか、あの映画に原作があったのか。しかもとっくに出版されていたのか、と驚くと同時に、じゃやっぱりこの本は必要だな、となった次第。

からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち

8,886歩。