うちの実家は細分化して処分してしまった。残ったところに姪っ子家族が家を建てた。その新築祝い宴会を横浜の中華街でして、さっそく見に行った。いかにも今どきの若い人たちが建てた家で、床はみんな古い感じに仕上げたフローリングで木肌をそのままにして風味が出ている。家具もほとんどそんな感じのものにしているし、台所に分厚い古材とおぼしき一枚板で作ったカウンターにしてあって、これが風格を醸し出している。なんせそれまで一軒の家しか建っていなかったところに三軒の家を建てているものだから隙間もほとんどなくびっちりと建っているのだけれど、その息苦しさを感じさせない気持ちの良いできあがりになっていてとても良かった。
久しぶりの中華街での家族食卓は美味しい料理だった。もう姪っ子も43歳になったと聴いてたまげた。
そこへ甥っ子家族もやってきて久しぶりに実家の家族が全員集合した。