ほぼ足りてまだ欲 その先

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アメリカ産牛肉

 BSE対策で生後20ヶ月以下に限られていた米国産牛肉をアベシンゾー内閣になって30ヶ月以下にぶわぁ〜んと緩められた。あっという間の出来事である。充分検討したとか説明されるのだろうけれど、それでなくたって米国の牛肉がどの様に生育されているのかを考えると恐ろしいものがある。吉野家の社長が会長を務めるナンタラ牛肉ナンタラ会は大歓迎なのだとテレビのニュースの中でコメントしていた。米国牛肉こそが牛丼にぴったりなのだとか。それでなくてもパッキングされていた牛肉の中に脊髄が混ざっていたという事件はまだまだ忘れちゃいない。それくらい精肉過程だっていい加減だという印象は払底できていない。あの時のニュースでは検討の過程すら説明されなかった。
 これではどう考えてもアベシンゾー自公連立政権になったからこそ米国が喜んでくれるステップに向かってまっしぐら、を印象づける処置である。
 アメリカという国は民間産業を保護するためには他国の迷惑なんぞ顧みないのである。豪州の牛肉は米国へも輸出されている。米国はかつて米国産の鮭の輸入を解禁しないのであれば、豪州牛肉の米国への輸出を禁止するぞと脅していた。日本のアベシンゾー内閣なんぞは何も言われなくたって自分から「かいき〜ん!」するのだ。
 私は胆嚢を摘出して以来、サシの入った牛肉を喰らうとおなかを壊すのでそんなに食べないからオージービーフの方が好きだからかまわないけれど。