NHKスペシャルが「“核のゴミ”はどこへ〜検証・使用済み核燃料〜」だったのだけれど、踏み込みがちょいと足りていない。日本原燃という会社は民間会社なのか。六カ所の再処理工場を動かさないということになると今あそこにある使用済み核燃料はすべて元の原発に戻されるということになっているのだそうだ。そうなると使用済み核燃料を保管するための燃料プールが一杯になっちゃうから原発は稼働できなくなる。なんだ、まだ稼働する前提でいるというのか、と驚いてしまう。原子力委員会の委員長代理に話を聞いても東電の元役員の覆面インタビューを聴いても、引き続き原発を動かすということを前提に各組織の利害関係が成り立っているので、未だに、彼らの中では当然のように原発は運転することになっている。
この国の頭が良いといわれている連中は正に全く融通の利かない劣悪な頭の持ち主ばかりってことである。
それにしてもNHKはあたかもニュースを作っている報道部とそれ以外のセクションは全く異なる組織の中にいるかの如くである。多分現実もそういうことなんだろう。
