ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ジャズの店

 ジャズを聴きにいった。不思議でしょうがないのだけれど、こんな時代にジャズのライブの店が結構あって、それもけっこうなお客が入っていて、その上結構女性ヴォーカルの人がいて、それに結構お客が着いているという。
 まぁ、ジャズだって様々なスタイルがあって、もうインプロビゼーションむんむんのこれでもか、そうかこう来るんだったらこれでどうだ!みたいなものもあって、この類はもう全然お呼びでないんだけれど、私がいくのはほとんどスタンダードの曲をスタンダードに素直に演奏している人たちのジャズなので、非常にリラックスできる。だから「高齢者」の客が戻ってきているんじゃないかという気がする。
 丸の内や青山にはびっくりするような金額のアドミッションで平気で外国の著名プレイヤーがやってくるお店が何年も続いているんだそうだから、この国も不景気に見えなくても仕方がない。あるところにはあるのだけれど、その反面、こんなに労働者をないがしろにしている状態もこの国が戦争に負けてからはそうそうはなかったような気がする。
 つまりまたぞろ「この国は神が守っているから戦争に負けたことがない」と豪語していた時代に戻っているってことだろう。
 このお店は常連さんが自分の楽器を携えて集まってくるんだそうで、昨日もベースの人、テナーの人が参加していたけれど、皆さん、間違いなく団塊の世代以上。そして多分学生時代からやってきた人たちだ。
 ここのお店の方が元はといえば某ミヤコの西北大の昔から名高いカウント・ベーシーなんぞの曲目を演奏していたビッグバンド出身の方だそうだから、その繋がりは多いんだろう。
若い人はこんなジャズは聴かないんだろうなぁ。