ほぼ足りてまだ欲 その先

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2020

 どうやらスイスでのオリンピック招致プリゼンテーションが終わったらしい。滝川クリステルがプレゼンに加わっていたんだそうだ。ほぉ。
 多分東京が選ばれる結果になるんじゃないかと私は非常に残念ながら思わざるをえないのではないかと感じている。
 イスタンブールはこの間のごたごたが非常に悪い印象を残しているのは明白だ。それでなくても欧州各国にはイメージが非常に良くない。実際にトラブルが起きている。
 スペインのマドリッドは経済的な観点からいってひょっとしたら途中で挫折するんじゃないかという危惧が生まれている可能性が高い。
 いや、東京だって地震の恐怖があるし、なにしろ福島第一原発事件による放射能汚染の心配は全く払拭されているわけではない。
 しかし、欧州各国、アフリカ各国、アメリカ大陸各国にとって、福島の放射能汚染はそれほど身近な問題ではなかった。現に例の事件以降、放射能汚染によって深刻な事態が報告されているかといったら全く報道されてはいない。その後のフォロー報道だって殆どない。しかも、東京都は前回ブラジルに敗れた時に、「やることをやらなかったから」負けたんだと元不良小説家が口走ったくらいだから、今度は広告代理店を使ってかなりそっちの手立てを打っていることは容易に想像ができる。「チェルノブイリのような深刻な問題にはなっていませんよ」と表現しているだろう。東京自身が「深刻じゃない」といっている上になされるべき行為がなされれば、それは簡単にころっと転がるだろう。
 こうして考えると、イスタンブールのおかげでかなり東京に傾いていてもおかしくないということができそうだ。
 私自身はこのオリンピックには全く反対だ。

  • なにしろ二度目の開催となるわけで、ただこの一点でももうフェアではない。
  • オリンピックの開催によって、私たちはそれでなくても放射能汚染でかなり怪しい水産物を食べている上に、築地の卸売市場があの「東京ガス工場跡地で明白に土壌が汚染されている地」に移ることになり、未来永劫その心配をしなくてはならなくなる。
  • オリンピックが、もう既にサッカーのワールドカップと同様利権の巣になってしまっていて、うたい文句から大きく乖離してしまっていること。
  • 全世界から人を集めるのには、放射能汚染の問題が全くクリアーになっていないということ。

 それでもこのイベントを開く意味がない。