ほぼ足りてまだ欲 その先

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何が大事なのか

 こんな事をいうとまた「非国民」だなんだというんだろうとは思うけれど、思ったことだから書いておこう。
 いつの頃からか知らないが、というのは嘘で、多分国歌国旗法(反対だったかな)みたいなのがでっち上げられた頃から様々なところに日の丸が揚がったり、掲げられたりするようになった。国を表すものだから国旗や国歌を大事にして、何か公式な行事があったらみんなで敬意を表す行為、つまり国旗に礼をしたり、国歌を神妙な顔をして唄うということをするのだ、ということになったらしい。
 しかし、あれは四角く切って真ん中に赤い丸を描いた布きれに過ぎないし、歌に至っては天皇陛下の御代がいつまでも永遠に続きますようにという天皇家絶賛ソングなのね。どんなに尾ひれをつけてもそんなものなんである。
 だから、唄いたい人が唄えばいいし、振りたい人が旗を振ればいい。旗そのもの、天皇家絶賛ソングそのものに「魂」がこもっていたり、「言霊」が漂っていたりするものではないのだよ。
 あの頃、天皇陛下の写真を直視すると目が潰れるぞなんちゃって捧げ持ったり、それが仕舞ってあるところの前に通りかかったら正対して気を付けをして礼をしなくちゃならなかったりしたのをもう忘れちゃったんだろうか。そんなのおかしいジャン、といったのを忘れちゃったんだろうか。印画紙を命より大事にして死んじゃった校長なんておかしいジャン、といったのを忘れちゃったのである。連隊旗天皇陛下から賜ったとかいって時代遅れの歩兵銃をヘトヘトになった兵士が道路脇に置いたらビンタを食らったなんて、狂ってたねぇあの時代、と振り返った頃をもうとっくに忘れちゃったんである。
 それどころか、あの頃を懐かしんだりしそうなアベシンゾーとか、石破プラモデル少年なんかにやらせておくと、そんなことが「美しい」国なんだなんて言い続けるぞ。