車メーカーの経営陣が口を揃えてこれからの第一の市場は中国で、現状はこれでもまだほんの一部の需要を満たしたに過ぎないといっている。ということはどういうことかというと、彼らの予測では中国はこれからもどんどん景気が拡大して、広くあまねく全土に渡って可処分所得が増大していくのだ、ということになる。
とすると明らかにアメリカ合衆国という市場を遙かに超える市場になるのは目に見えていて、あの市場を「戦争」という愚挙によって失うのは彼らにとって明らかに間違った展開だということになるだろう。
しかるにその中国を明らかに仮想敵国として体制造りをしているように思える自公連立政権は何故その様な方針をとっているのだろうか。既得権益を守ろうとするいわゆる「財界」はなぜ商売の展開に明らかに弊害となる方針に黙っているのだろうか。
