今更オペラって柄じゃないのはわかっているんだけれど、一度オペラの箱を開けちゃったので、そこからは素直に興味の赴くまま、偶々偶然(馬から落ちて落馬みたいだけれど)遭遇したオペラを上の方の安い席から見るだけ。
それでも、一応その臨場感やら、緊迫感やらを味わうことができたような気がする。中学校の音楽の時間に耳にした有名オペラがなんで有名なのか、ようやくわかってくることもあるし、オペラが昔ながらの演出で上演されるわけではないこともよくわかってきた。
アリアの有名なメロディーが出てくると、おぉ〜これは聴いたことがあるぞ!と嬉しくなるが、こんな場面で唄われるものなのかと驚いたりもする。それにしても浅草オペラの田谷力三なんかのおかげかもしれないなぁと凄いところに繋がったりする。
Louis Hector Berliozなんて人の名前なんてもうすっかり忘れていたけれど、彼のオペラでイタリアの彫刻家Benvenuto Celliniの自伝を原作にしたオペラがあるそうだけれど、これが本人が激しく落ち込むほど評判が悪かったそうだ。しかし、今これを聞くといやいや、壮大で素晴らしい楽曲じゃないの!?と素人の私なんぞ(何しろ高校の入試は音楽で落ちたようなものだ)は思っちゃうのだ。今年はこれを含めてオペラは三つくらいだろうか。