最近しきりにテレビで古くなったマンションを安く買ってリフォームする話をやっておりますな。築44年なんていって、300万円台で売りに出ていたり。ただ、あの時期の5階建てはエレベーターがございませぬなぁ。それでもまだ若かった住民は全然めげませんでした。上のうちの床の音がドスンドスンと音がするなんてのは若い世帯だったからで、この歳になると、音がしたら、あぁ、まだ生きているぞ、なんていわれちゃいそうでございます。
ところがなんで、こんな物件が出てくるのかといったら、「団塊の世代が介護施設へ移住しちゃったから」だという説明には納得がいきませんな。そもそも「団塊の世代」って、誰のことをいってんだっての。今年68歳になる1947年生まれを先頭にそれに続く3-4年間に過ぎないんだよ。彼らが介護施設に移って空き家になってんじゃないんだよ。そんなエレベーターもないアパートでは暮らしていけないし、公共交通機関がどんどんなくなっちゃうし、用事を足すのにひとつひとつが一日がかりではとても暮らしていけないから、都心部へ移動していっているって事なのだよ。
本当にテレビはいい加減だよねぇ。そうそうテレビといったらTBSは今でも「イスラム国」だなんていってんだけれど、いい加減にしなさいよ!