ほぼ足りてまだ欲 その先

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35年

 12月8日といったら、まず頭に浮かぶのは真珠湾急襲のことです。日本軍の突撃指令が米軍によって読まれていたことを知らない人はもういないだろうけれど、とにかく宣戦布告前に攻撃の火ぶたを切ったことはもはや火を見るよりも明らかだし、いや、何しろ中国で「事変」と称しながらあそこでも、ここでもなんだかんだとやっていたし、南にもどんどん平気でよその国に上がり込んでいってしまっていたんだから、卑怯者とか、傍若無人といわれたって、文句のつけようがないわけです。「いや、そんなこといったって、あのまんまだったらうちの国はじり貧だったんだよ!」なんという主張をするけれど、だからって、よその国に入り込んで良いって事にはならない。それを理解しろというのであれば、今の中国のやり方も理解しろって事にならないか?
 しかしながら、私よりも一周り以上若い人たちになると12月8日といったら1980年のJohn Lenneonの死なんでございますな。何度もここに書いていると思いますが、あの年、私は確か12月2日に雷が鳴る中飛び立つ飛行機に三人で乗って米国のタルサに向かいました。そこから先の日程は良く覚えてはいないのですが、打ち合わせがあって、ニュー・ヨーク、ロンドンを経由してアフリカのリビアベンガジ空港へ向かいました。その途中で、John Lennonの訃報に接したような気がします。だから、私には彼の記憶がアメリカと繋がるのです。
 昨日のフットボール、Atlanta Falcons対Tampa Bay Buccaneersの試合中継を見ていたら途中で真珠湾ミズーリ号甲板からレポートが入りました。勿論、日にちは一日前ですが、あの日曜日の朝の急爆撃を意味してのレポートにもかかわらずアナウンサーも解説者もあのことに触れず、プロ・ボウルの話をしました。もうそんな時代になってしまったのですかね、この国は。