ほぼ足りてまだ欲 その先

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鹿芝居

 国立演芸場の2月中席は恒例、金原亭馬生一門+仲間たちの「鹿芝居」でございます。国立演芸場は10日間の間に一日だけ金曜日に昼・夜の二回公演がございます。この夜の回が客が入らない事おびただしいのでございます。つまり、穴場なんでございます。一ヶ月以上前にこの日を狙って切符を買っておりました。ちょっと上手に寄っていますが、一番前でございます。
 ネットで切符を買い、当日切符売り場の横にある機械から切符をだします。あがってみると早くも前座、馬生さんの一番若い弟子、駒六が狸札を。彼は多分大学落研出身じゃないかと。口慣れている。二つ目になった馬久が金明竹を良く回る口でやって見せた。ほぉ〜!やるじゃないか。真打ちの馬玉、蝶花楼馬楽、そのあと世之介と菊春がマジック漫才を見せる。世之介の穿いているズボンがあたかもユニクロのズボンのようにスリムフィットのような、何だか変だなぁと思っていたら、彼は多分獅子舞から芝居まで全部あれで通したんじゃないだろうか。馬生の真田小僧はどこかでも聴いた記憶がある。
 芝居の黒子は前座の小駒。今日の芝居はやたらと定式幕の開け閉めがあって、その度に黒子が出てきて木を打つのだけれど、小駒の叩き方が如何にも彼らしくておかしい。
 獅子舞の時に、会場に出てきた前座が駒六と、もう一人見た事のない若者で、あれ?ッと思ったら襟に正雀弟子・彦星と書いてある。「お!ひこぼしッてぇのか?」といったら「ハイッ!」っていう。凄い名前を付けちゃったなぁ。
 後ろの席に、学ランを着た学生がいたんだが、どう見ても高校生だ。どこかの高校の落研か?エラいなぁ。(どこが!)。