400m男子個人メドレーで萩野と瀬戸が1位と3位になって、オリンピックの水泳競技で日本人が同一種目で表彰台に上がったのは何十年振りといっていたんだけれど、それっていつのどの種目かという話になった。私は古橋と橋爪のことかと思っていたら、どうやらそうではなくて、1956年メルボルンの200m平泳ぎの古川勝と吉村昌弘のワン・ツゥー・フィニッシュじゃないだろうか。でもこれでは丁度60年にしかならない。確かテレビでは66年といったような気がするんだけれど、それでは該当するオリンピックがない。1960年にはオリンピックそのものがない。結論はやっぱり古川・吉村以来のことだそうだ。
古川といったら平泳ぎで潜水泳法で連戦連勝したが、平泳ぎはひと掻きひと呼吸と決められて排除された。強すぎる東洋人が気に入らないという流れのひとつだといって良いだろう。世界が日本人に向ける目線というのはそういうものなのだと思い知った記憶がある。
