ほぼ足りてまだ欲 その先

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失敗というか

 アベノミクスは誰がどう考えても失敗だ。だって、彼が政権を取って以降、何かが変わったかといったら(確かに変わったけれど)、それは悪い方に変わっているだけだ。
 デノミ脱却だというけれど、物価的に変わっているところといったら、季節要因の変化。あるいは無印良品ユニクロあたりが分不相応な価格の商品を売り始めた位かなぁ。あ、銀行がいつでも手数料を取ろうと身構えている。
 結局彼らが何をしたのかといったら、自分たちにお金をくれる、大きな、それはそれは大きな、従業員が何千人といるような大きな企業が儲かるようにした、ということだけだ。
 社会保障をどんどんはがして弱者から金をふんだくって大企業に回しているというスタイルですよね。配偶者控除をなしにして、「自由に働いて貰う」と説明して実質増税する。どんどん一人一人の消費者が負担する額が増えていっているような気がする。
 こうなるとそうそう、日頃の消費にお金を費やす気にはなれない。そのうちもっともっと身ぐるみをはがされていっちゃう可能性が考えられるという気になるからだ。
 つまり、このやり方だと、消費者は余計なものに出費したくない。従って個人商店の売り上げが広がらない。つまり、美味しいところはひとつまみのところへ集中する。大多数はつましく暮らすことになる。格差が広がって当たり前だ。
 しかし、こうした政策を進めている連中は自分が充分な歳費を貰っている上に、その下で働いている格好になっている高級官僚たちは、国民にバレない特別会計をつかって退官後も美味しい生活ができちゃうわけだから、そんなことは知ったこっちゃない。おもしろおかしく暮らせればそれで良い。
 安倍晋三は争点は経済だといっていたけれど、これを経済というんだとしたら、なるほど、奴が文化的分野における高等教育は国立大でやらないというわけだ。その分、少しでも懐に入れたいからね。