先日、103歳になる大叔母さんの告別式でつれ合いが従姉妹の息子と話をしたら、うちの近所に店を持っているという。えっ!?どこに?と聞いたら、ついこの前うちで話をした店のことだった。それで、今日、前を通ったら日曜日なのに電灯がついているので、ちょっと開けてみた。するとその息子じゃなくて、お爺さんが若い人と話しているところだった。こうこうこういう店じゃないの?と聞いたら、そうだけれどといって、そのお爺さんが絶句をしている。なんだろうと思ったら、その従姉妹の先の旦那だった。先の、というのはとっくの昔、かれこれ25年ほど昔に別れているからだ。
彼は私のつれ合いの死んだ親父に世話になったまま別れて消息を知らなかった。私たちはいったいどうしているのかも聴いていないから、まさか、こんなところで遭遇するとは思っていなかった。驚いたのなんの。しかし、向こうはもっと驚いただろう。
人生油断しちゃいけないんだよなぁ。あんまり踏み込んじゃいけないところを垣間見てしまったようだ。知らなかったことにしておこう。