安倍政権になってから求人率はうなぎ登り！だなんて報じられていますが、その実態はただ単に正社員募集を非正規社員募集に切り替えて、企業の負担を思いっきり労働者におっかぶせているだけなんでございますな。あるいは外国人のような労働基準法を知らしめることもないマイノリティーにおっかぶせているだけでございます。
例えば、週5日、8時間労働で求人募集が出ていたりするのでございますが、これってまさに本来であれば正規社員に課せられるべき労働条件でございます。しかし、そうすると雇用保険から厚生年金、有給休暇なんぞもすべて発生してきてしまいますから、そういう募集はしないわけでございます。そんなことをいったら日本のサービス産業なんて成り立たないんだ、外国人アルバイトベースでなきゃ、というのですからこの国の労働環境が如何に劣悪か、わかろうというものでございます。
若者にやる気をなくさせるこの国の将来をどうやって「希望がゆきわたる国へ」と思い描くことができるのか、自公連立政権を謳歌している山口那津男に聞いてみたい。言葉を掲げるだけであれば、だぁれだってできるわけ。希望が全然ゆきわたっていない国だってことを認識はしているけれど、それをどうやってゆきわたらせるか、ってことについては全く言及していない、もしくは言及する気もないってことは容易に想像はつきますがね。
