ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

同窓会

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 昔同じ職場で働いた連中の同窓会に出席するために東海道線をひたすら南下する。途中でトイレに行きたくなって横浜で電車を降り、人の流れで階段をトントンとおりたらふくらはぎを肉離れ。歳は取りたくない。

 午前11時半前に清水駅に到着すると、同じ電車から見覚えのある顔が降りてきた。一年先輩の人だった。お昼前に昔良くいった中華そば屋に行く。5年後輩と一緒。全く変わらない味に感動する。先代のご夫婦が切り回していた店で、今はお嬢さん夫婦がやっている。数年前にきたときは、旦那が亡くなった直後だったそうで、小さな写真がカウンターの隅に置いてあった。奥さんは健在だけれど、足腰が辛く、今も週に三回デイサービスに通っているという。

 集合時間まで時間があったので、駅前のマックでお茶をするが、そこに3年後輩と遭遇。あとで聞くと何人かが私たちが言った中華そば屋でやっぱり食べてきたそうだ。

 初めてお目にかかる人がおひとりおられて、ご挨拶をしたら9年先輩だそうだけれど、私が移動したあとに来られた方だったそうだ。とても80歳には思えない方で、驚いた。

 幹事をしてくれた後輩がマイクロバスを手配してくれて、その上、湾内をフェリーで見せてくれた。すっかり雰囲気が変わっていて、往年の活気が全くない。岸壁から釣り人を垂れる人だけは平日にもかかわらずたくさんいる。昔、あったポンツーンの釣り公園は3.11の時に、福島第一原子力発電所に持っていったので、みんな岸壁から直接糸を垂らしている。

 なんでも、清水港は客船大歓迎を表明しているそうで、昨日はHolland AmericaのWesterdamが、今日はWindstarの小型クルーザーStar Legendが入っていた。明日はHolland AmericaのAmsterdamという具合に次から次にやってくる。なんで?どうもやっぱり世界遺産の富士山なんだろうけれど、この時期富士山は滅多に見えないんだけれどねぇ。今日はホンの瞬間雪を被った頂上が見えた。

 昔の工場跡が半分は他社に売り飛ばし、半分は太陽光パネル発電所になっている。私たちが若さを発揮した工場はもはやこれっぽっちもその痕跡をとどめておらず、われわれの頭の中に残っているだけだ。社宅もみんな解体して売り飛ばしてしまった。辛うじて、われわれが社会人生活を始めた独身寮が既に第二も役割も終えて、なんだか解体を待っているかのように残っていた。

 夕方からはかつてよくお世話になった和食料亭の座敷で4時間半にわたる宴会。昔と違うのは、あっという間に酔っ払ってしまうことくらいか。40年前の社員旅行の時に誰かが録音していた音がそのまま残っていて、良き昔の宴会のとんでもない会話を聞くことができる。
 久しぶりの宴会に大満足。明け方に喉が渇いて目が覚める。