ほぼ足りてまだ欲 その先

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英語

 私はこれまでTOEICを受け、最高得点は良く覚えていないんだけれど、850点ぐらいだったのだと思う。もう随分昔の話で、1990年ぐらいの話じゃないかと思う。なにしろ中高の頃から「模擬試験」には強く、「ここ一番試験」に大失敗するという人生を過ごしてきた。それにこれくらいの点数は全く大したことはない。なぜなら、「話す」という要素は全く評価の中に含まれていない。今はどうなっているんだろうか。だから、どんなに発音が下手くそでもその部分は隠しておける。隣の部の東大出身の技術者はこの試験で900点を取ったと聞いた。しかし、彼が英語を喋っているのを聞いたことがない。そういう技術者はたくさんいて、技術翻訳のテストを彼らは受けていた。
 日本の教育では少なくとも中学で3年間英語を学ぶ。高校を卒業していれば都合6年間は勉強する。しかし、ほとんどの人は現場でコミュニケートすることはほとんどできない。なんでなのかというと、生活に必要がないからに相違ない。だから小学校から英語を教科に入れてもほぼなんの効果もない。多分増えるのは簡単な会話英語だろう。でもそれで良い。そこから好きになって、より力を入れてみたいという子どもが出てくればそれで良い。一番可哀想なのは親に無理矢理そういう方向に埋め込まれてしまう子どもたちだ。