子どもの頃はよそのうちに泊めてもらうというのは楽しい物でした。うちが同じ団地の中だった友達の家にはしょっちゅう泊まっていました。うちに泊まった友達を送って行って、今度はこっちが泊まりました。キリがありません。大学にいくようになって家から1時間半ほどかかるので、友達の家に遊びにいくと、電車の最終がなくなったから泊めてもらうと家に電話します。すると親父が出て、なんというと思います？「なんで電車がなくなる前に帰ってこないんだ！？」ってんです。そんなのわかっていたら帰ってくるっての。いちいちうるさい親でした。だから地方から来ている連中がとても羨ましう御座いましたなぁ。何をやっていても文句を言う奴はいないんですから。
そんなに遠くの私の家に泊まりに来ると言う物好きがたまにいます。だったらお前の千葉の家に帰れば良いのに。翌朝、お袋がサラダとトーストを出し、そのサラダにマヨネーズを掛けたらいやぁな顔をしました。あいつマヨネーズ大嫌いだったんです。変わったやつ。
