一昨日、家に帰ってくる途中で、あ、買い物忘れた、と思いながらも、家に近いスーパーがあるから、あそこで良いや、と思いながら帰ってくると、なぜか店の前にいつも盛りだくさんに止まっている自転車がない。綺麗さっぱり何もない、上にロープが張ってある。
「午前10：40 臨時休業します。」と書いてある。正月始まったばかりで、「臨時休業」とはなんだろう、今時のことだから、ひょっとするとCOVID-19が絡むのか、と思ったら正にドンピシャ。アプリのお知らせを開けたら、従業員が陽性であることが判明したので、当分の間休むとしてある。「お前の廻りに陽性になった奴がいるのか？騒ぐほどじゃないぞ」と言い張っている連中が今でもいたりするんだけれど、かなり近づいてきたような気がした。なにしろその前日だってそのスーパーで買い物をしているわけだし。なんだか、不気味なことになってきている。
それでも散歩に出ないと、身体がなまるわけだから、高齢者のひとりとしては慎重にコースを選ぶしかないのだけれど、問題はやっぱり買い物だ。結局お店には人は集まるべくして集まるわけで、これを避けていたら、暮らせなくなってしまう。もしくは生協のようなデリバリーを徹底的に利用するしかない。
昨日は人通りの少ない道を選んで橋を渡り、神社の裏を通ると、参拝に来た人たちと遭遇してしまう。その先を行くと、段々草臥れてきてしまい、最後はふた停留場分だけバスに乗った。これじゃ人通りを避けている意味がない。しかし、それでもバスはいつもより空いているような気がする。パンを買い、大回りをして人混みを避け、家からは離れたスーパーに入ってみると、キャッシャーに長蛇の列だった。ここが一番怖かった。自分が前の人とスペースを取っていても、後ろの人が充分な距離を取っているのか、気になる。出入りの度にアルコールで手を消毒する。家に入るときも消毒する。今日は出先で、5回アルコール消毒をした。
やっぱり、買いだめをしないと厄介なことになりそうな気がする。
