ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

混在

 隣の区の図書館に返却にいった。DVDだと思って借り出した古い映画が、なんとVHSだったという落ちなんだけれど、うちにも古いVHSのプレイヤーがあって困らないやと思ったんだけれど、実際にはテレビのどこをどういじったら、これが見られるのかわからなくて、とうとうもてあまして返した。窓口の女性が、そのテープを点検し、「今度から返す時にはちゃんと巻き戻して下さいね!」という。あ、なるほど、回してあちこち機械を触っていたからその間にテープが繰り出されていたんだろう。そういえば昔はかなり気を遣って返却したものだった。こうしてみると、ベテラン若い女性職員に叱咤される惚け老人の図柄が正にできていた。昔からこういうところでは良くそう云う役割分担が見られていたものだが、今や自分がその役割を果たす側に廻っている。

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 あちこち歩いているうちに、様々な桜を見られる時期になった。大島桜はもう既に満開で、白とピンクの混在した花がとても可憐に見える。ソメイヨシノは咲いている木でもまだ五分に到達していない。陽当たりの悪いところではまだまだ一輪も花を開いていないものもある。そうかといえば、八重桜の一様桜が陽当たりの良いところでは、枝先にもうすっかり開いた花をつけている。すっかり桜に魅入られているところへ、学校帰りの小学生低学年が、大きな声で友達に声をかけている。今時こんな声で遠くの人に呼びかける声を聞かないから、かなりビックリする。一年生二年生くらいだと、歩道に拡がってすばしっこくかけてくるから危なくてしょうがない。昔から、こんな時には爺さんが「危ないじゃねぇか!」と怒鳴ったもんだけれど、今それをやったら、きっと区に苦情がいくかも知れない。

 ついこの前までわが区の中でも陸の孤島といわれていた地区に、大きなスーパーマーケットができ、その傍には昔は他のところにあった病院が新しく建った。これで一気に開発が進み、並びにいくつもマンションが建った。そして古い倉庫街だったところが特別養護老人ホームになったりして、どんどん住みやすくなってきているようだ。それでも問題は足で、とにかく都バスとコミュニティバスしかない。バスは3-4路線走っているが、それぞれの本数が致命的に少ない。昔からこの界隈に暮らしている人にとってはたいした問題でも無いのかも知れないが、これでは自家用車を持っていたとしても、主婦や子どもたちにとっては不便なのではないだろうか。これは多分中央区のバス孤島地区も一緒じゃないだろうか。
 その大きなスーパーへ立ち寄ると、ついつい日頃買わないようなものに手が伸びて、余計なものを買ってしまう。今日の余計なものは紙パック入りのトマトソース二種、合い挽き挽肉385g、コーヒー豆350g、チリ産smoked salmon、その他。

f:id:nsw2072:20210324005358j:plain:w360:left うちの近所に帰ってきて、近くの公園のソメイヨシノがまだ二分咲きくらいなのを点検し、その前のパン屋さんに差し掛かると、表に小さな看板が出ていて、「ベルリンのCurrywurst!」と書いてある。どれどれと店の中に入っていくと、お〜!カレー粉のかかったフランクフルトソーセージが、バゲットのようなパンにホットドッグ状に挟んである。300円以上する。高い!昼飯代わりに買って帰った。さすがここのパンは美味しいから、旨いホットドッグだった。さすがに毎日は食えない。近頃この種のソーセージの皮が邪魔くさい。