豪州ニュー・サウス・ウェールズ州は今大雨の真っ最中で、あれほど干ばつに苦しんで、ブッシュ・ファイアーの荒れ狂うがままの日々がほんのちょっと前のことだったと思うのに、今度は洪水が荒れ狂っています。Sydneyの近辺には巨大なダムというのがあるわけではないので、これだけの大雨が続くと、あっという間に水が出てしまう結果になります。西の山裾を流れるWarragambaという川をせき止めたダムがありますが、もうこれが決壊。というか、増水を支えきれず。この川は下流に行くとNepean Riverとなり、ブルーマウンテインへ上がる山の麓にあるPennrithという街を抜けて北側から山の麓に沿って、グワングワンと蛇行して、Hawksberry Riverとなって最後はシドニー北のブロークン湾へ注ぎます。Pennrithは川の増水で床上浸水していると報じられております。
2015年の旅行で一緒になったオージーの老夫婦は中国人の移民がどんどん増えて住宅が高騰した時に、都心からPennrithに引っ越したんだと云っていましたけれど、あの夫婦はどうしているでしょう。夏になればすぐブッシュ・ファイアーの恐怖に怯え、年が明けると、今度は北のハリケーンから大雨で、大変です。それでも地震はないからなぁ。
それでなくても、ちょっと雨が降ると、出だしのホールが泥濘になってしまっていた、Pennrithのゴルフ場は全面的に水面下になってしまったのではないだろうか。これだと、将来的にエミュ・プレーンの方に建設するといっている空港は考えを改めなくてはならないのではないだろうか。
