ほぼ足りてまだ欲 その先

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紹介

f:id:nsw2072:20210514044934j:plain:w360:left 昔、現役の頃、英国事務所にかつて勤務していた役員が(その部門の役員はほとんど全員が英国事務所を経験していた)、なんと英国のRoyal National Rose Societyのメンバーになっているといっていた。気楽に終業後にわれわれとも酒を酌み交わす人だったので、気軽な調子で社内の電話で「実はあのSocietyのことで紹介して欲しいという私の学校の先輩がいるんですが、お会い戴けませんか」とお伺いを立てた。
 すると、突然やや沈黙があってあれ?と思ったら、やおら「あなたね、そんな話をね、たった一本の電話をかけてきてね、無礼と思わんのかね!」といった。私は瞬間的に思わず凍り付いた。えっ・・・・・。私はなんせ単純な男だから、呑んでいる時のあの笑い顔しか思い浮かばなかったんだけれど、凍り付いたら瞬きが留まった。「大変失礼をしました」といって電話を切った。未だに、あの緊張感を忘れられないのだけれど、世の中は表面的に判断をしたらいかんのだね。「それほど畏れ多い話」だということも気がつかなかったのだけれど、結果論的にいうと、元々私は気に入られていなかったということだったのかもしれん。それから二年ほどして、私はその部門に異動になって、こってりと虐められた。あれはなんであんなところへ連れて行かれたんだろう。こうでもすれば自分から辞めるだろう、ということだったのかも知れないなぁ。なかなかいろいろと不思議な職場があったものだ。