ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

背景

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 人はその人生で、どのような試練を受けたかによって、あからさまに身体的特徴として現れてくる。それはそれは正直なものであって、そればかりはどうしようもない。若いまだホンの少しの人生しか過ごしていなくても、その少しの人生の中でどのような試練を受けたかが出てしまう。それはどことなく出るもので、多くの人を見てきたかどうかによって備わってくる。ところが実に驚くべきことに、非常に稀ではあるけれど、大きくそれが失敗することがある。その時に、自分が見てきた人たちがまだ偏っていたんだなとわかる。それまではそれほどわからない。
 だから、まだ経験も少ない警察官が、職質を乱発して、市民を嫌な気分に落とし込むのは仕方がないのか、といったらそれとこれは大いに異なる。彼等経験も大したことのない警察官は、とにかく、怪しいと少しでも思ったら呼び止めろといわれている。だから、別になんということもないのに、あちこちで呼び止められる人が存在する。大変に失礼な話なんだけれど、彼等はそう仕向けられている。ちょっとした恐怖を味わって、警察に駆け込むと、ただそれだけじゃ警察は手が出せない、なんぞといって動かないクセに、大変容易に、職質を仕向ける。すぐに荷物を見せろという。大変に失礼な話なのだ。
 人を疑わなくてはならない境遇に晒されてくると、人の眼から自分を避けようとすることになる。人の目の端に残らないように。私が子どもの頃は、盛り場で他人を脅かして金品を奪おうとする輩が結構いて、だからそんなところへ行くなといわれたわけだけれど、たまたま行ってしまうと、目をあわせないように、下を見て歩いたものだった。
 挙動不審とは良くいわれた言葉だったが、今、私の総理大臣は、正に挙動が不審である。