私は乾電池は全部充電式乾電池を用いている。もっとも自分が使っている乾電池は単三と単四だけ。単四は小さなラジオを動かしている。寝ながらラジオを聴いている。単三は以前はカメラに使っていたんだけれど、今のカメラは実に怪しからんことに固有の充電池になっている。なんで怪しからんというのかというと、カメラを買うごとにそれぞれ異なる充電池と充電器を買うことになるという不具合なのだ。おかげで、引き出しのひとつはそんな充電器がごっそり入っている。
で、充電池の充電器が何だかおかしな具合になってきた。すぐにランプがピカピカ点滅して、止めてその充電池を使うとちゃんと充電されていないと表示される。ずっと、充電池そのものがダメなんだろうと思っていたんだけれど、ハタと「ひょっとすると充電器がダメなんじゃないか」と思い至った。
それで、徒歩で行ける量販店に行った。この店も本当に店員がいないので、どこに何があるか探すのが大変で、とうとう諦めて店員をあちこち探す。ようやく捕まえた店員に「充電器を探しているんですが」とだけいうと、彼が連れて行ってくれたのはスマホの充電器だった。そうくるのか。「乾電池タイプの充電池の充電器」といったら、彼が連れて行ってくれたのは、まさかのキャッシャーの横だった。
それには「急速充電器」と書いてあった。値段が3千円以上するので驚いたんだけれど、うちに持って帰って、使ってみてまた驚いた。本当に急速なのだ。それも瞬時に、この充乾電池はもうダメも判断するし、どれほど電池が残っているかを表示しながら充電。充電し終わった電池をラジオに充填してみると、フル充電されていることが表示された。嬉しいのだ。
