ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

指揮権

 法務大臣の小川君が国会議員のくせに馬主なのは怪しからんということでクビを切られてしまった、というのはウソだけれど、議場でスマートフォンを動かして馬の情報を見ていたのは怪しからんと追求されて大臣をあっという間に解任された。
 ところが退任の記者会見で、田代検事を起訴しないという結論について指揮権を発動しようかと野田総理に相談したという事実を暴露してしまった。
 NHKは「検察が身内に消極的である場合に、積極的ならしめることが法務大臣の本来の姿ではないか。そういう意味で、指揮権の発動はふさわしいケースで、私自身は指揮権の発動も決意したが、野田総理大臣の了承が得られなかったので大変残念に思っている」と発言した旨報じていた。
 これを野田がなんといって動かなかったのかはとても大きな問題だと思う。なにしろ田代は検察審議会へ虚偽の報告をしたというのだから、問題は並大抵ではない。陸山会事件といわれている政治資金規正法違反事件は不起訴となって終わっていたものを検察審議会で起訴相当だと結論づけたわけであるのだから、これが小沢一郎という政治家の政治活動を大きく規制してきたことは事実だからである。
 つまり野田は小沢一郎を亡き者とするための自民党を中心とした既得権益者たちの側についているのだと、今ここで明白になったということだからだ。
 ここまで腐っているのが野田政権の実態だ。