ほぼ足りてまだ欲 その先

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お墓話

義兄が他界して、すぐ話になるのは、お墓のことだ。
死んだ義兄は四男だったから自分で立ててない限り、これからどうにかするしかない。もう二年ほど前から、姉夫婦からは「死んだらどうしようかといっているんだけれど、うちのお墓に一緒にしてくれるかなぁ」といわれていて、「あぁ、良いよ、墓の表記も彫り直して、家の名前じゃないもの、そうさなぁ、ただの○とかにしちゃうかなぁ」なんていっていた。
しかし、実際は子ども達にその話をしたら、自分たちの墓を持とうじゃないかということに衆議一決したらしい。ところが近くの墓なんていったら数百万円だなんてことになる。今流行の室内のバーチャル墓だったらどうだろう、とネットで探してみたらしいのだけれど、結構な値段がするとわかったらしい。
 私を差し置いて、姉が霊園の墓石屋に直接電話してしまったらしい。骨壺の入れるスペースが4個分しかなくて、あとから入れたら古いものは出すのが普通だといわれたそうだ。しかも骨壺が入っている石が崩れてきているから綺麗にして、7個分は入れるようにして、墓石を削り直したら、総額で150万円かかるといわれたそうだ。年寄りの女性の問い合わせだったから、絶対に足下を見ているんじゃないかという気がしてしまう。
 こうなると墓を始末して、それぞれ散骨とか、樹木葬なんかにするという人たちが増えているのにはやっぱり理由があるということだ。墓はそのままにしておいて、あとからの人たちは樹木葬にしてしまい、名前だけ墓碑銘に刻んでいくという方法もある。