自民党は7月の参議院選挙に東京から生稲晃子を候補者として出すんだそうだ。ぎょえ!である。山東昭子路線です。扇千景なんてのもおりました。その後も、三原じゅん子、今井絵理子、丸川珠代なんてのもおりましてね、はっきりいって、芸能人候補、もう枠一杯でございますよ。昔から自民党はこんなんばっかりです。高橋圭三、宮田輝なんてのも参議院議員をやっております。そういえば昔のたばこ屋には良く看板娘というのがおりました。ちょいといい女がいると、他じゃなくてそこで煙草を買ったものでございます。そうすると何だかその看板娘に良くして貰えるような気がしましてねぇ。「おれはあそこのたばこ屋のオネェちゃんと、顔見知りなんだよ!」なんちゃって思い込んじゃうんですな。生稲晃子をいうのはひところおにゃんこはともかく、テレ朝の朝のワイドショーの後、「なんとか散歩」なんかの連続ショッピング番組で顔を売っておりましたね。こういうのが駅頭なんかに立っていると、おばさん連中伯父さん連中が集まってきて、握手するんですよ、ニコニコしながら「ファンだったわぁ〜」なんちゃってね。あとで近所の人に言うんでしょうねぇ、「生稲晃子と握手したわよ、気さくないい人よ!」って。それだけなら良いんですが、あまつさえ自民党に投票しちゃうんですよねぇ。どんなことができるかなんて考えもしないんでしょうなぁ。
「国会議員になって、病気と仕事、子育てを両立してきた自分の経験を政策や法律、予算に反映させられれば、世の中のお役に立てるのではないかと思い、出馬を決意した」
良いね、良いね。子育てしてきたんだから、学費の国庫負担に精進して下さい、本当に保育の利用しやすいシステム作りに尽力して下さい、癌を患ったというんだから、医療費の患者負担や、新薬の早期保険適用に尽力して下さい、そうすれば世の中のお役に立てますが、自民党が「言葉だけでなく」実際にそうした政策をあっという間に、実現する気があるか、といったらもう目の前真っ暗ですよ。それでも良いの?
「18歳で芸能界に入り、36年間芸能界の仕事をしてきたので、分かっていないことはたくさんあると思う。これからもう一度学んでいかないといけないと思っている」
えっ!?これから学ぶの?う〜〜ん、そりゃちょっと遅いわぁ・・・学んでから立候補してよ。かつての日本企業じゃないんだからさ、入社してから仕込んでいる余裕は今の日本の政治にはないよ。そう思っているんだったら、立候補なんてやめて下さいよ。はた迷惑ですから。