ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

あいさつ

一本道の狭い歩道を向こうから老夫婦がやってくる。
旦那さんは杖をついている。
電信柱の影で、すれ違いを待つ。
するとお二人共が「ありがとうございます」といわれる。
「とんでもございません」と口をついて出る。
後から考えると、こりゃ「どういたしまして」であるべきか。
親の習慣がここに出る。

こうして見知らぬ他人同士が口をかわすというのは、もうほとんど老人同士でしかない。
若い人たちは無言でいかれるか、あるいはただ会釈するだけだ。
どんな声をしている人なのか、どんな言葉を持っている人なのかという楽しみはない。
なんでも良いから、何か言ってくれると良いのにね。