ほぼ足りてまだ欲 その先

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東京都教育委員長

この4月から就任した、女性初の浜佳葉子教育長のインタビューが東京新聞4月30日に掲載されていた。
都立高校の入試を男女混合定員にするとか、クラス名簿を混合名簿にするという中に、例の英語スピーキングテストが出てくる。

質問:英語のスピーキングテストでは中学生にどんな力を身に付けてほしいか

答え:しゃべろうと思えばしゃべれるのに周りに日本人がいるとしゃべりたくない人が多いと聞く。ある程度の知識は必要だが、文法通りでなくても通じた、という成功体験や実感を持ってほしい。

 もっと気楽に英語を口にしようじゃないか、文法なんか無視でも良いじゃないか、という趣旨でスピーキングに取り組むんだとしたらだよ、そりゃテストにはできないじゃないか?だって、正しい形の文章じゃなくて良い、っていってんだからさ。それは入試にする取り組みじゃないもの。そういう雰囲気の授業を作る、とかいう「目的」を語ってんじゃなくてサ、入試を語るんだったら、それは全く評価する基準の作りようがないわけだよ。
 
 はっきりいって、日本人の9割くらいの人たちは学校を卒業してから英語に触れる必要のある仕事や生活になってはいない。必要ないんだよ。公立の高校が入試にスピーキングなんて取り入れなくても良いよ。必要な人たちはそんなものやらなくてもやるんだから。それよりも、やる気がある人たちに提供できるインテンシブなクラスでも考えたら良いんじゃないかと思うんですよ。
 それはなにも英語に限らない。数学ガンガンやる気のある生徒にもそんな、絵を描きたくてしょうがない生徒にはそんな、インテンシブなクラスを作ってやるくらいのことを考えたら良いのにと思うんだよなぁ。あ、それは中学じゃなくて、高校でも良いと思うよ。

 ちなみに、定員を男女混合定員になると、最初のうちは圧倒的に女子生徒が増えるだろうね。しかし、そのうちに人口比に落ち着いてくると、何の根拠もなく思うんだけど、こりゃどうかね?