ほぼ足りてまだ欲 その先

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高校での英語

写真は本文とは縁もゆかりもありません

私が卒業した高校は元はといえば高等女学校だったので、そんな関係からか、英語のdectationをやってくれる先生がおられたんです。
普通高校の英語の授業でdectationをやるという発想はなかなかなかっただろうと思うのですが、多分、この学校の成り立ちからして、高校を卒業してすぐ就職する女子のためにこういう訓練をやっていたのではないかという気がします。米国での秘書業務のひとつは口述するものを片っ端からタイピングするなんてのがあったからでしょう。
しかし、これは正規の授業ではなくて、ハワイ生まれのおばあさん先生が始業の1時間前に補習授業のように開いてくれていました。
だから、参加している生徒のほとんどは女子であり、ま、元々女子の方が定員が多かった、そんな環境にいたのに、どうして私は、その学校の女子生徒と仲良くならなかったのか、今から考えると不思議でしょうがない。アハハ。今から想像すると嘘のようですが、奥手で、勇気がなかったのかも知れません。残念至極。

dectationはそのまま日本語に置き換えると「書き取り」と訳されてしまいますが、読み上げられる文章をどんどん書いていくわけで、単語を知っていないとまともなスペリングにならないし、よしんば知らなかったとしても、おおよその単語のスペリング習慣から推測して書いてしまいます。それを後からじっくり読んで訂正をしていくと自ずから単語の勉強にもなるわけだし、発音も覚えます。今の日本でこんな訓練をしているのでしょうか。

非常に断片的に書いていますが、もちろん私の高校時代の英語訓練は、毎週二日通っていた英語の塾に負うところこの上ないのです。あの塾であれだけ毎回暗記させられていた英文が60年後の今でも役に立っているんですから、本当に感謝しかありません。

その後の人生を自分で開かなかったことだけが後悔として残っています。やっぱ、自分でやらないとね。