ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

円安

子供の頃から聞かされていました。
日本には資源がないんだから、外国から資源を輸入して、製品を輸出して暮らすしかないんだって。
円安になると資源はもちろん高くなるってわけだよね。原材料費が嵩むことになる。
当然、製品価格も上がることになるわね。
そうすると輸出製品の価格も高くなるわけで、これがドル建てだから輸出企業にとって無条件で良いのか、といったら価格そのものが上がるんだから売り上げが減って、やっぱり困るんじゃないの?

子供の時と比べて決定的に違っているのは、食い物事情だろうなぁ。
昔は米さえしっかりしていれば食糧事情はどうにかなったけれど、今じゃほとんど輸入だしね。
蕎麦だって輸入なんだから。
値上がりするよな。

それなのに収入が全然増えていないんだ。
そうすると、日本国民の生活は苦しくなるのは誰が考えても当然だ。
それなのに、なんで岸田文雄内閣の支持率が60%を超えているんだろう。
支持している人たちは苦しくないのか。
それだったら60%の人たちは苦しくなくて、苦しい人は40%だということになるのか。
いっぱい千円以上するラーメンとか、1500円するハンバーガーなんてのが当たり前なのはそういうことなのか。
小学生の6人に一人、つまり16%は貧困なんだと聞くと、こりゃ大変だと思わないではないけれど。

1ドルが360円の固定制だった時代を知っていると、130円くらいなんちゅうことないよ、と思えてしまうけれど、時代が全然違っているんだぜ、ってことに思いが至らない爺婆が多いんだろうか。

「え〜、あなたは79歳で人生終わります」と宣言されている方が気楽かなぁ・・・。

3331 Arts Chiyoda

 旧千代田区立練成中学校の建物を使って2010年から現代アートや建築、デザイン、地域の文化に着目した様々な企画を行ってきた3331 Arts Chiyoda。同スペースの運営母体である合同会社コマンドAは、千代田区の文化芸術施策「ちよだアートスクエア」プロジェクトの一環として旧練成中学校を暫定利用し、延長を含めて13年間にわたって3331 Arts Chiyodaを運営してきたが、2023年3月31日で契約満了となることを発表した。
今回の契約満了に伴い千代田区は、旧練成中学校を新たな恒常的文化芸術施設として利用する方針を決定。3331 Arts Chiyodaの退去後は老朽化する施設の大規模改修工事に入る予定で、これにより同住所に入居する他のギャラリー、オフィス等各施設も退去することとなる。

 区立の建物の利用方法としては非常に斬新的なことをやっているもんだなぁと思っていたんだけれど、運営それ自体は区がやっていたわけではないというのを知って、驚いた。なるほど、千代田区自身がこんなことをできるわけないな、とは思う。これはひょっとしたら他の法人からより有利な条件でも持ちかけられて、今の利用者追い出しなんじゃないか、というようなことを勘繰る人がいてもおかしくないよなぁ。なんてことをつらつら考えていたら、こんな行事をやっていた。

 山王祭というのは赤坂の日枝神社のお祭りのことで、この神社の氏子は皇居の周りグルリにいたりするもんだから、千代田区だけじゃなくて、港区から中央区から関係している。確か、二年に一度の表裏だったと思う。お二人の絵を趣味とする方の作品をお祭りに絡めて展示する企画で、なんと外のウッドデッキには拡張会がお祭りの時に設える「御仮屋」ができていて、中に神輿ってわけには行かないから、各町会の手ぬぐいが飾ってある。
 絵を展示しているお二人は1950年生まれで建築家の木下栄三さんと1946年生まれで元寿司職人の岡田親さん。木下さんの絵は町々の建物や、お店を独特の表現で表していて、じっくり見ていたい気がする。岡田親さんはもう40年ほど江戸火消しを独特の錦絵にして描く。偶然ご夫婦で会場におられた。2020年以降一度バッタリ遭遇したっきり。

木下栄三作
岡田親作