姉が滞在している格安施設は相当昔に某鉄道会社が建てた会員制のリゾートマンションだった。
しかし、今やだいぶん老朽化していて会員には格安に貸し出しているんだそうだ。
敷地の中にはもはやリフォームするにも大変で、クローズになっている棟がいくつかある。
姉は今年の初めに旦那を亡くして、車の免許もないので、会員向けに運用されるバスを使って移動してくる。
しかし、問題は日常的買い物で、ショッピング・カートを引きずって遠くのコンビニまで出かけるそうだ。
それでは不便だろうと、アッシー君(もう誰も使わない言葉だけれど)をしにいく。
周りに滞在している人たちも、ほとんどが高齢者で、同じような境遇の女性や、夫婦者がいるのだそうだ。
メリットはただ、涼しい、というだけだけれど、それだけでも高齢者には救いになる。
帰りに自分の買い物をスーパーで済ます。途中で蕎麦畑のそばの花が真っ白なところがあったので、車を停めた。